お住まいの概要
■エリア : 宝塚市 ■土地面積 : 165平米 ■建物面積 : 116平米
Fさんのプロフィール
■ご家族構成 ご主人さん : 37歳、奧さん : 34歳、お子さん : 長男5歳 長女0歳
■ご趣味 ご主人さん : テニス、奧さん : 映画鑑賞
■ご勤務地 ご主人さん : 西宮市(交通手段 : 車)、奧さん : 宝塚市(交通手段 : 車)
生涯の家は、人との出会いから始まって・・・
「案ずるよりも生むが易し」が実感できる体験談
土地を探すために「敷居が高い」と思っていた
一つ目のハードルを超える
家を建てるという大仕事のなかで、私にとってのハードルをいっきにふたつも跳び越えてしまいました。
ひとつは不動産屋さんとのつきあい。不動産屋さんは「敷居が高くて、訪ねるのも気後れする」と感じていたせいか、まず訪れたのがハウスメーカー。家を建てるには、まず土地がありきなんですね。希望エリアを通勤に便利な「宝塚」と限定していた私たちに、そのハウスメーカーさんは阪神間の情報に詳しい不動産屋さんを紹介してくれて、土地を探すことになりました。
私たちの担当になった方はとても話しやすくて、すぐに物件情報を選別し現地を見学することに。なんだ不動産会社の人って恐くない。子どももお店に用意されたオモチャで遊ぶほどなじんでいました。
そうこうするうちに、担当の方がふたつめのハードルを用意してくれました。それが建築家との出会いです。建築家に設計を依頼して家を建てるなど、そんな大それた事・・・まったく考えていませんでした。自分たちの予算では到底できっこないと思いこんでいましたから。
不動産会社の営業マンの突撃レポートで、二つ目のハードルも超える
土地探しは2ヶ月近く、10件は見たでしょうか。その現地巡りをしていた車中の話です。担当の方が「奥さん、素敵な家があるとおっしゃっていましたね。どこにあるのですか?」と聞かれたので教えると、すぐさま急行。何をするのか見ていると、その家の玄関呼び鈴をピンポーンと鳴らし、家のことを詳しく聞いているではないですか。もう、その行動力にはビックリしましたが、そのおかげで建築家の名前がわかりました。長い間こんな家に住みたいなと思っていたふんわりとした夢が、いっきに現実へと動き出したんです。モノクロの夢がカラーの現実になったその瞬間を、今もハッキリと覚えています。
建築家は、新しい小学校モデルなど公共施設も設計されている経験豊富な女性の方で、よくよく話をうかがってみると、建築家ならではのコストダウンの方法がいろいろあり、予算内で家が建てられるということでした。大変!と思っていたことが、実際はそうでもなかった。一度ならず二度までもそんな経験をしました。
二つのハードルの先には、想像以上に楽しい体験が待っていました
建築家と家を作るプロセスは、とても勉強にもなったし、楽しい仕事でもありました。
木を多く使用した明るい家を希望すると、先生は小さな子どもがいることや家族の健康面を考えて、できる限りドアなども無垢木を使い、ホルムアルデヒド対策をとってくれました。光と風の道もしっかり考えられているので、2階のリビングは風通しも抜群です。ソファに座ると甲山も一望できて快適なんですよ。ここまでいるの?というほど作ってくれた収納スペースも、今となってはやっぱりあってよかったという感じ。階段の角やコーナー部分はケガ防止のために曲線にしたり、洗濯機や乾燥機は扉の付いたコーナーに入れるなど、女性ならではの優しい気遣いがあって、子どものいる私たち夫婦にはぴったりの設計でした。
2人目の子どもも生まれました。この家もやっとにぎやかになって、無垢木はいい色に変化してきますね。不動産屋さんの営業担当の方もお父さんになられたとか。家を建てるときは、こんどは私たちが力になりますよ(笑)。